き れいな字を書くために


美しい字
美しい心

 
サブタイトルですが、憧れます

石亭の書道入門
 

★ 目 次 なぜきれいな字が書けないのか
パソコンと共存しよう
誰でもきれいな字をかくことができる
書道教室
書風の選択
書写検定を受けよう
一級受験者のために
 (旧字体、書写体の覚え方、賞状割付)
画像コーナー

 

なぜきれいな字が
  書けないのか
理由は簡単です。
急いで書くからです。
現代の生活では、速いことは絶対的にいいことなのです。
急いで書こうとするあまり、字が持つ本来の線の場所に
行き着かないまま、腕を動かすからです。
速くてもうまい人はいます。
それは、速くても美しい形を壊さない、そういう字のスタイルを
知っていて、それに合わせて線の速いところ、遅いところを
きちんと区別して書いているのです。
むやみやたらと速くは書いてはいません。
生まれつきうまい人はいませんし、生まれつきうまくない人も
この世にはいないのです。安心しましたか。

それではメモ紙に、あなたの住所、名前を、ゆっくり、ゆっくり
時間をかけて、丁寧に書いてみてください。
書けましたか。うまいかへたかは別にして、今まで書いた字の
中で一番心に残るいい字になっているはずです。
おめでとうございます。
これが書道、書を通した人の道なのです。
 

パソコンと共存しよう パソコンは膨大な書類や文書の作成保存に強力な力を
発揮します。
年賀状ソフトを使って、年賀状や暑中見舞いを書かれて
いる方も多いと思います。一度住所録を作っておけば、
来年も、再来年も使えます。毛筆フォントもそろっています。
便利で重宝します。
でも、手書き文字の温かさにはかなわないですよ。
急いで効率をあげるときはパソコン、時間をかけて
丁寧に書くときは手書き、と、作業によって使い分けるのが
いいと思います。
パソコンと競争してはいけません。役割分担が違うのです。
パソコンにできないことを手書きでするということになると
思います。
 

誰でもきれいな字を
  書くことができる
下の写真を見てください。
身近にあった鉛筆と赤のボールペンで書いたものです。
難しい技法も高度なテクニックもありません。
だれでも知っている歌を、ありふれた道具で書いたものです。
誠実に一生懸命書けば、初心者の方でも三日くらいで書ける
と思います。
はがきの入る大きさですから、近くのホームセンターで300円
程の額を買って、部屋に飾りました。
安い費用で、こんな楽しみも味わえるのです。
 



うさぎおいし
 

書道教室 書道教室に通ったり、通信教育を始める人たちは、まず日常生活
の字が上手くなって、それから上級にいくことができたら、書道の
先生をしてみたいと思われている方が多いのではないでしょうか。

最初は楷書の基礎、行書の基礎、ひらがな、カタカナ、漢字仮名
交じり、このくらいはいいんです。納得して習うと思います。
日常生活に必要な知識、技能ですから。

次に草書や変体仮名が入ってくる、大変なのはこれからです。
このころから先生は、臨書が大事だ、芸術だ、やれ展覧会だの、
旧字体、書写体で書かなくてはならないの、一生懸命教えては
くださるのはありがたいのですが、でも日常生活の字が上手く
なるにはどしたらいいんでしょうね。
第一、変体仮名や草書は一般の人には読めません。
書写体で書こうものなら、この字、違っています、と言われた人も
いるでしょう。

旧字体、書写体が必要な人は、市役所の戸籍係、葬儀屋さん、
筆耕をする人、草書が必要な人は、郵便局員さんくらいです。
そういう仕事を私たちがする可能性はほとんどゼロです。

そんな知識や技術が必要でないとは言いませんが、日常生活で
きれいな字をかくためには、そんなに高度な知識は、必要ではな
いのです。ありふれたごくごく普通の言葉でも、心をこめて一生
懸命書けば、それだけで、読む人の心に千金の重みをもって残っ
ていくのだと思います。どんなにうまくても、心の残らない字に何の
意味も価値もありません。

楷書、行書、ひらがな、カタカナ、数字、アルファベットがきちんと
心をこめて書けるようになったら、書道教室を始めましょう。
あなたから習う生徒は幸せです。
また教えることによって、学ぶ人以上に多くのことを学ぶにちがい
ありません。
私たちにそのお手伝いをさせてください。

それから芸術の世界に入りましょう。
 

書風の選択 一つの作品ができたら、得意な作品を二つ三つと増やしていく
わけですが、そのときそのときに字を練習するのではなく、もとに
なる字体をしっかり手の中に覚えこんでいれば、作品を作る時は
全体の構成、配置、用具などを考えればいいわけですから、ずい
ぶん楽になりますよ。

どんな字を元にするかは、その人の書道人生を決定しますので、
いろいろ見てから、選ぶといいと思います。
先生によって、細かいところの考え方や、ニュアンスがちがいます。

私が薦めるのは、字が穏やかでくせのないもの。
くせのない気品にあふれた、温和な字というのは、初心者に
とって、とらえどころがありません。
かえって書きにくいかもしれません。
特に仮名の場合は、曲線が多く、止める部分が少ないので
わかりにくいのです。
 
でも大丈夫、線の方向が変わるところで、筆、ボールペンを一度
止めてください。紙から離してもいいです。次の線を見て続けて
ゆっくり書けばうまくいきます。
 
清楚で気品の漂う字っていいですよね。
そんな字を書いてみたいです。
 
そんな書風の手本が町の本屋さんにいくつか売られています。
好きな書きたい手本を選んで、ご自分の字にしていくといいです。
好きでなければ続けられませんから。
 

書写検定を受けよう 一人でこつこつと練習するのもいいのですが、文部科学省後援の
毛筆、硬筆の書写書道検定が年に三回ありますので、これを受け
るといいと思います。励みになります。
競争試験ではありませんし、高度な芸術性を要求するものではあ
りません。
書道の基本的な技術と理論を客観的に評価してもらえます。

一度合格すれば、学校の先生のように更新もありません。
一般の人が書道の勉強するには、この試験で基礎を習得するのが
一番速くていいと思います。
 




一級受験者のために
 
旧字体の覚え方
書写体の覚え方
賞状割付
賞状割付2
三体五字練習問題
書道史時代作者名

一級、準一級を受ける予定の方は参考にして下さい。


画像ギャラリー 画像のギャラリーで す。
休憩にご覧ください。
 

作品 新年のご挨拶




通信添削教室案内 書道の通信添削教室案内
 






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